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「AERA」 特集・リクルートの発想 ほか

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今日はちょっと二日酔いです。
マッコルリが美味しかった。

昨日の「AERA」。
特集「リクルートの発想力」。
誰もが知ってる無料配布マガジンと言えば「R25」。
駅などのラックで見かけるこの雑誌に代表されるように、
(むしろあっという間に「完売」してしまって見かけないほどだ)、
街にはリクルートの雑誌があふれている。
絞り込んだターゲットに向けて、
ユニークで強力な方法でもってアプローチ。
R25の成功について、いまや事業畑・政界で活躍するOB達は、
「特に驚きではない」という。さらに「志がない」とするOBも。
「行動を促すのではなく、読む事がゴールになってしまっている」と。
メディアとしての評価は低い。なかなか手厳しい。
それにしても思うのだけど、リクルート発行の印刷物というのは、
どれも良く出来ている。デザインが良いと思う。
キレイで、読みやすくて、新しい感じがする。
いつもひそかに感心している。

医者の一言というのは、患者にとっては重い。
「医者と患者の上手な会話術」。
例えば末期がん患者の家族が苦しそうな患者を見て、
「なんとか楽にしてあげてください」と頼み、
「わかりました。楽にしてあげましょう」と医者。
家族は薬の投与などで苦痛を取り除くつもりで言ったのだが、
医者は人工呼吸器をはずすものと勘違い。こんな笑えないケースも。
会話する人間同士においては、誰もが「前提としての情報」を持っている。
言わずもがなで話を進めるとすれ違うことというのは多々あるものだ。
特に医者と患者の場合、下手をすれば
生死に関わるケースとなるだけに慎重にしたいところ。

「現代の肖像」は金田一秀穂。
あの日本語学者の金田一京助、春彦につづく「三代目」。
ハーバード大学客員研究員、杏林大学外国語学部教授。
小学校用国語事典の巻末にある漢字を
幼稚園時にすべて覚えてしまうほどの才気、
しかし家族と折りが合わず、大学卒業後はなんと「パチプロ生活」。
そんなプータロー生活も3年目、都内の公園を歩いていて、
清掃のおじさんおばさんの姿に「えらいなあ」と突然心打たれ、
それから何かが変わった。北京外遊後、
海外へ行き日本語を教える先生への道へ。
パーソナリティは魅力的。努力が嫌い。面白いもの好き。
自分が楽しめないことはどんなに頼まれてもやらない。
講演などで「正しい日本語」「美しい日本語」というテーマで依頼されても、
「心地よい日本語」と言い換える。若者言葉も頭から否定しない。
一つのテーマを深く掘り下げるよりも、
面白そうだと思ったテーマにくらいつく。
同じ暮らしなら、笑って暮らしたほうが得、という生き方なのである。
同じく日本語学者である妻曰く、
「いつでも、嬉しいなあ、楽しいなあと生活していますね。
難しい顔をしている時はめったにありません」
見習わなくてはいけない。
by shinobu_kaki | 2006-05-16 08:04 | shinoBOOKS

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