2006年 10月 17日
2005年の糸井重里インタビュー。
『誰それが言っているから』『どこそこで売っているから』
それを信じる、信じない、ってこと。メディアそのものがブランドであり、
メディアそのものがメッセージである。それにリアルに気づいた。
で、ここから、では『そこでモノにあたるものは?』『それはコンテンツだ』となるんだけど、
そこまで分かったのはずっと後の話でね。 」
「要するにいいところだけ、みんなが見せ合えばいいと思っているんですよ。
だって、悪いところは必ずばれるから。いいところだけを出していても分かっちゃう。
だから、みんなが本気でいいところだけを出しているといいバランスになるんです。
悪いところも出したくなったら出せばいい。愛情関係ってそうじゃないですか。」
「1:新しいことは、不慮の事故から始まる。
2:青写真を描いて設計したモノは、すでにある、だから2番手にしかならない。
マーケティングについていうと、みんな、「当てる」ことにこだわりすぎているんだよね。」
「ものすごく単純に言いますと、何回も出している商品は売れるんですよ。
それはなぜかというと、前によかったということはその広告なんですよ。
そこにリピーターという概念が付いて、つまり本当に買ったものに本当に喜んでくれて、
次が欲しいと思ってくれたことに勝るものはないんですよ。」
「休むとはっきり頭がよくなりますから。ダメですよ、きちんと休まないと。」
小鳥さんとこ経由で今さら見つけた糸井重里インタビューより。
2005年新春、だからもう2年近くも前。
それにしてもこれ、慧眼というか分かってるというか、
ホント面白いインタビューです。
かなり昔のネタということになってしまいますが、
僕のようにまだ読んでなかったという人はぜひどうぞ。
面白いコトに早いも遅いも無いのだ。
ちなみに、インタビュー中に出てくる吉田兼好の、
徒然草の一節は以下のもの。
よき友、三つあり。
一つには、物くるゝ友。
二つには医師。
三つには、智恵ある友。
(吉田兼好「徒然草」第百十七段)