2007年 04月 05日
恵比寿でコリアン「ソナム」
そういえば恵比寿に長いこと住んでいた時期も、
この有名店である「ソナム」には行ったことがなかった。
駅の東口から「MAITAI」のトゥクトゥクを横に見て5分ほど歩き、
「にんにくや」の看板が見えたら、その少し手前の右側にある。
店内のモニターでは、韓国におけるジャニーズなのだろう、
いかにもなアイドル顔のタレントが数人、ステージで歌い踊っていた。
振り付けやファンのノリは完全にジャニーズのそれである。
ジャニーズのこのスタイルって、
宝塚のようになんだかひとつの様式美として完成されている気がする。
まずは、ナムル。韓国料理にナムルは欠かせない。
そしてもちろんキムチ。この自家製キムチはかなり辛い。
他の味がまったく無化されるほどの辛さだが、
良い辛さとでも言うのか、いつまでも舌先でヒリヒリするようなものではなく、
後味は爽やかで美味しい。それでもやっぱり、とても辛いんだけど。
昔は辛い物が苦手だった。味が分からなくなってしまう気がしたからだ。
辛さも味のひとつなのだと思うようになったのはいつからだろうか?
肉が食べたかったのでプルコギを頼もうかと思ったが、
注文している他の客を見るとけっこう量が多く、
プルコギだけでお腹いっぱいになってしまいそうだという結論から、
今回は鉄板焼きにすることにした。
豚のスライス鉄板焼き、そして上カルビ。
ビールを飲んでからマッコルリを頼んだのだが、
メニューに「グラス」とあったので、てっきりコップで出てくると思いきや、
きちんとマッコルリ用の器で出てきた。ちょっと嬉しい。
飲み物って、器で味が変わる。
そうでなければ、高価なロックグラスの立場がない。
ナムル、キムチと同様に、外せないのがチヂミだ。
これは海鮮チヂミ。お好み焼きとは違って、また独特の美味さがある。
チヂミが家で作れたら、いいよね。
ところでソナムのホームページを見ると、
「NUMBER ONE よりは ONLY ONE を目指しております」とあっておかしい。
槇原敬之のこのフレーズは、よほど色んな人の胸に届いたのだろう。
まあよくよく考えると変な言葉ではあるけれどね。
「ONLY ONE」なんて大前提で、
その中であえて「NUMBER ONE」なのがいいんであって、
なんだかとても「ゆとり教育」的な言葉である。
店のは、「オリジナリティを大事にしております」くらいの意味だと思うけどね。
相変わらずけっこうな人気店なので、前日までの予約をオススメします。
韓国家庭料理 ソナム
東京都渋谷区恵比寿1-25-3 レジデンサプリマベーラ1F
TEL:03-3445-8815
ランチ 11:30〜15:00(L.O.14:30)
ディナー 17:00〜24:00(L.O.23:30)
無休
http://www.sonamu.jp/