2008年 04月 08日
花粉症かと思った。
この春から花粉症になったのかと思ったらそうでもなかった。
花粉症めいた症状で1日のティッシュ消費量がのきなみ上がったのも、
限定されたその数日間だけで今ではなんともないのである。
どうやら僕は花粉症になったのではないと結論づけてみる。
もともと僕に関して言えば鼻炎的アレルギィはすでに持っており、
それはいわゆるハウスダスト・アレルギィであるのだが、
例えば先月の引っ越しであるとか引っ越してすぐの大掃除であるとかの、
埃の舞い立つシチュエイションにおいても別段辛くなるではなかった。
鼻水も出なかったし、くしゃみが頻発するでもなかったのだ。
僕のハウスダスト・アレルギィはどこかへ行ってしまったのだろうか。
もしこれがハウスダスト・アレルギィも依然として健在であって、
さらに昨年の3倍とも噂される花粉の凄さにアレルギィの門戸を開いていたなら、
家の中ではハウスダスト、家の外ではスギ花粉からくるそれということで、
畢竟、僕の鼻的健康においてはまったく逃げ場がなくなってしまうところであった。
今は両方のアレルギィを感じない。けれどももちろん安心はできまい。
アレルギィは思わぬところからやってこぬとも限らないからである。
そしてこの世の中にまだ見ぬアレルギィが息を潜めて虎視眈々としており、
まさに背後から襲いかかるようにしてやってきたなら我々は、
それらに対してさほど多くの対抗する術を持たないのである。
例えば「美味しい揚げたてのとんかつアレルギィ」だったりとか、
「風呂上がりにキンキンに冷やしたビールアレルギィ」だったりとかね。
ああ、考えるほどに恐ろしいったらありゃしないのである。