2009年 03月 29日
歌う。
僕だって例外じゃない。
気の会う友人と飲みに行った時の「3次会」は必ずカラオケだったし、
金曜の夜に、始発を待ちながら思う存分歌うこともあった。
何より僕自身、歌うことがとても好きだった。
場所の頻度としては圧倒的にカラオケボックスで、
カラオケスナックはもっと年かさのいった人たちの娯楽という感じだった。
最近は歌いに行くことはない。
そもそも外に飲みに行くことがほとんどない。
すっかり「パパ・モード」という感じで、
酒がなくとも生きて行けると言っても過言ではない。
独身時代とえらく違う。
もちろん、酒にまつわるどこかルーズな文化というのは好きなのだが。
(…ああ、寝室で娘が泣きだした。)
こんな話をするのは、
iTunesで流れている懐かしい曲のせいかもしれない。
いつかカラオケで何度も歌った曲たち。
パソコンの前で晩酌のビールを気持ちよくあおりながら、
軽く口ずさみ、時には歌ってみたりする。
歌はフィジカルに気持ちがいい。
歌うことは非日常だ。
歌は人の心を軽やかにする。
歌を歌えるくらいの余裕が、人生には欲しい。
春の週末はこうして歌とともに暮れてゆく。