ヒーローは不要か?「スパイダーマン2」

今週ももう木曜日になってしまったが、
先週末は渋谷にいた。

映画「誰も知らない」を観に行こうとしたのだが、
夕方4時の段階で6時半からの回がすでにSOLD OUT、
(「みんな知ってる」のかYO!)
断念してなぜかまったく毛色の違う映画、
「スパイダーマン2」をあえて前のほうの列で観たのであった。
前の席を選んだのは迫力重視のため。

ひとことで言うと、非常に満足度高し。
「1」をしのぐデキかと思わせる、非常によく出来たエンタテインメント。
たいしたもんである。

グラフィッカー(?)の僕としてはまず、
キャストクレジットの流れるオープニンググラフィックでやられますた。
発想自体は良く分かるけど(やはりクモの糸がモチーフ)、
どういう順番でというか、どういう発想の構築でこしらえたのかわからん。
まあ映像は門外漢と言えばそうなのだが、感心した。

実は前に観た「1」のあらすじをすっかり忘れていたのだが
(ウィリアム・デフォーが出ていたことさえも完全に忘れていた)、
それはそれとして僕は非常に楽しめた。
つまり前作を観てなくても面白い、ということです。

それにしても相変わらず女優のキルスティン・ダンストはルックスがイマイチである。
「ヴァージンスーサイズ」のラックス役の時はそんなに感じなかったんだけどなあ。
「美しすぎない」微妙なとこを計算して起用してるのかもしれないけど、
どんな映画でも女優が綺麗じゃない映画は安く見えますから。
例えば「グッド・ウィル・ハンティング」なんか女優で☆2つは落としてる気がする。

それでも映画「スパイダーマン2」はとても良かった。

今回の敵キャラはなんか村上龍に似た顔の天才科学者。
独自の核融合の研究の為に発明したマニピュレーターに乗っ取られて…という話。
ようするに触手。
ハリウッドもホント色々考えますよね。村上龍に触手とは…。
これは造形的にもかなりコワイことになっており、
僕の2つ隣の席にいた小さい女の子なんか、かわいそうにかなり怯えていた。
トラウマになってしまうかもしれないぞ。触手に。

ヒーローと日常生活の両立に行き詰まる主人公ピーターですが、
ここで映画は「ヒーローの必要性」を説得力ある展開で証明してくれます。
ヒーローものってふつう「ある前提」のもとにお話が進むじゃない。
「ご都合主義」「予定調和」と言ってもいいけど。
あ、「なぜ手から糸が」とか能力的なことじゃなくて、
「相手が悪だからとにかく倒す」みたいなほうね。
そこのところをこの映画は、まあ寓話だからある程度の無理はあるにしても、
きちんとリアリティある説明をしようと努力しているのが見えます。
少なくとも、説明不足的なストレスは感じなかった。
「スパイダーマン的世界」の範囲での説得力は十分あった。

ヒーローがヒーローであろうとする事のモチベーション。
ここをいい加減にしないことで、非常にカタルシスあるデキになってる。
そしてキッチリ「3」への伏線&導入。

「マトリックス」は「3」だけ観てない僕ですが、
この「スパイダーマン」は次作も観るでしょう。
この映画に関しての評価と満足度は、つまりはそういう感じ。

良いです。

今週末は「誰も知らない」リベンジの予定。
時期が過ぎて色褪せるタイプの映画じゃないし、
是枝監督の映画だからいずれDVDも買うんだろうけど、
スクリーンで観ときたい。
恵比寿でやってるマイケル・ムーアの「華氏911」は、まだ相当並びそうだな…。
こちらはほとぼりが冷めるのを待ちます。


ああ、映画のあとの食事の話を書こうとしたのに…。
もうスペースが。

そちらは、またにします。



P.S.ところでサム・ライミの代表作って、
のちのち「スパイダーマン」になるのかな?
「死霊のはらわた」じゃなくて…





「スパイダーマン2」(2004年)
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督:サム・ライミ
製作総指揮・原作:スタン・リー
特殊効果: ジョン・ダイクストラ
音楽:ダニー・エルフマン
出演:トビー・マグワイア
   キルスティン・ダンスト
   アルフレッド・モリーナ
by shinobu_kaki | 2004-08-19 15:18 | 人生は映画とともに
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