もう始まってしまった、
南アフリカワールドカップ決勝トーナメント。
遅きに失した感はありますが、
決勝トーナメント16カ国が出そろったところで、
ちょっと優勝予想のようなことをしてみましょう。
しかしこのベスト16の中に、
日本が入っているというのが素晴らしいね。
ウルグアイ×韓国(終了)
ここはすでにウルグアイの勝利で決着。
ウルグアイは2トップのフォルランとスアレスの調子がよい。
というかこの2人はそれぞれ、
スペインリーグとオランダリーグの得点王だからね。
韓国も好チームでしたが結局2-1でウルグアイ。
USA×ガーナ(終了)
いつもなんだかんだ上位に食い込む隠れた実力国USAと、
総倒れのアフリカ勢の希望の星ガーナの一戦は、
ガーナが2-1で勝っています。
危うくアフリカW杯のベスト8にアフリカが1つも残らない、
という事態になりそうでしたが回避。
ガーナはエッシェンがいないけど、FWのギャンが強力だ。
オランダ×スロバキア 6/28 23:00
これはもうオランダに行ってもらわないと。
ブラジル×チリ 6/29 3:30
戦術オタクの監督・ビエルサ率いる攻撃サッカーのチリですが、
今回は優勝候補筆頭の「堅実なブラジル」なので相手が悪い。
ブラジルの勝利と予想しますが、チリは今大会のベストチームかもね。
アルゼンチン×メキシコ(終了)
アルゼンチンが貫禄の3-1勝ち。
ただテベスのゴールが明らかなオフサイドの疑いがあり、
後味は悪いです。今大会は誤審が多いね。
ドイツ×イングランド(終了)
昨日の夜、前半の終わり近くまで見て寝てしまったけど、
ドイツの勝ちそうな気配で試合が進んでいた。
というかドイツは非常に好チームだと思う。
年齢層も若いし、もしかしたらファイナルまで行くかもわからん。
といいつつ違う予想をしますけど。
ところでこれもイングランドのゴールが誤審で認められなかったりして、
もう判定方法をどうにかせんといかんかもわからんねー。
パラグアイ×日本 6/29 23:00
日本勝て!
スペイン×ポルトガル 6/30 3:30
圧倒的な輝きを見せつけてEUROを制覇したスペインも、
このW杯では制裁を欠いていると言わざるを得ない状況。
ただ、見ているとやっぱりスペインは本当に上手いんだよね。
精神的な脆さのようなものを指摘されてもいるけれど、
それで言うとポルトガルのほうが精神的には脆かったりするので(笑)、
ここは順当に行けばスペイン勝ち抜けの可能性が高いです。
【ベスト8】
ウルグアイ×ガーナ 7/3 3:30
難しいんだけど、ガーナかなあ。
ウルグアイは先に書いたように2トップが突出している。
正直言って今大会のガーナは、よくわからない。
大会主催者側としてはアフリカ勢にせめてベスト4に、
という気持ちはあるだろう。
オランダ×ブラジル 7/2 23:00
決勝でもおかしくない好カード。
でもここはブラジルと思う。
というか今回、まともに予想すれば優勝はブラジルだと思うんですけど。
アルゼンチン×ドイツ 7/3 23:00
やっぱりアルゼンチン、と言いたいところだし予想もそうなんだけど、
昨日の試合を見ていてドイツがここで消えるのはもったいない!
と思ったりする。予想以上にいいチームだったし、
バラックの不在なんか忘れてしまうくらいに選手のプレーが素晴らしい。
でもアルゼンチンには明らかに大会No.1というメッシがいて、
マークされていながらも次々決定期を作り出している状況を見ると、
アルゼンチンこそ勝ち抜くに値するチームなのでは、と思ってしまう。
ここは今大会のベストカードのひとつかもね。
日本×スペイン 7/4 3:30
まあ日本の勝ち抜けを予想したわけですが、
これが実現したら鼻血が出そうなほど素晴らしい現実だな…。
日本の勝利を予想したいけど、
チーム力からすると明らかにスペインが数段上なので(だよね)、
ここはスペインの勝ち抜けが順当なところ。
【ベスト4】
ガーナ×ブラジル 7/7 3:30
というわけで、ブラジルが決勝へ。
ここで番狂わせが起きたら面白いけどね。
アルゼンチン×スペイン 7/8 3:30
スペインがどのくらい復調しているかにもよるんだけど、
アルゼンチンの勝ち抜けを予想したい。
この試合はFCバルセロナの中心選手が揃った一戦になる。
言わばバルセロナってのはスペイン代表+メッシ、
と言ってもそんなに過言じゃないからだ。
このカードはぜひ実現して欲しいね。
【FINAL】
ブラジル×アルゼンチン 7/12 3:30
トルシエの予想と同じになっちゃうんだけど、
今回のワールドカップは「南米の復権」といった色が濃いし、
欧州以外の大会ではブラジルが残るというジンクス(?)も守られ、
大会No.1選手のメッシが最後まで見られるという要素や、
さらに厳格な鬼軍曹ドゥンガと、
一種のファミリーを形成しているマラドーナという監督の対比、
それらもろもろを考えても「順当」な組合わせはこれだろう。
で、普通に予想するとブラジルなのだけど、
ここはアルゼンチンが勝つという可能性もあると思う。
かつてアルゼンチン代表は、優秀な監督が厳格な規律のもと、
強烈な個性のスター選手たちをまとめるという構図で、
ことごとく途中で敗れてきたチームなのである。
そこへ今回のマラドーナの就任で、
結果的にまったく違うアプローチがチームに対してもたらされた。
すなわち「アイドル」としての監督であり、
アルゼンチンのような、選手ひとりひとりが十分に成熟した国では、
そんな監督が必要だったのかも、という可能性の検証になる。
実に4年前、我々はそんな監督が「サッカー後進国」においては、
明らかにミスキャストであるという事実を突きつけられた。
そう、アルゼンチンにおけるマラドーナ監督という「実験」は、
日本におけるジーコとは違う結果をもたらすのではないか、
そう思わせる今回のアルゼンチン代表なのである。
ところで今回のエントリは各試合の部分に、
自分の備忘録的な意味でも試合開始時間を書いてみた。
それで行くと、大会ベスト4以降はのきなみ3:30スタートである。
この時差は日本人にとってはつらいよね。